日本に帰ってきてから、本屋さんに通い詰めている私。
そこで目につくのが、主にアメリカ発信の健康的なホールフードやハーブ類についての本や雑誌。

手に取って実際に見てみると、中身は写真集のようなお洒落な紙面で、
色鮮やかなローフードやグリーンスムージーには
植物の生命力を感じさせるようなパワーがあります。

近年の「フードフォトグラフィー」という分野の進化には
本当に感心するばかりで、思わずため息が出てしまいます。

どの本も生産者が笑顔でスーパーフードを収穫する模様や
美しく包装されたギフト用のスーパーハーブ、
スーパーフードを使った美味しそうな料理などが
本当にスタイリッシュに掲載されています。

こんな本や雑誌を手に取りながらふと思い出したのは・・・私の「黒い過去」。
流行りのスーパーフードに翻弄された日々です。

昔は大好きだったオシャレな健康食品関連の本ですが、
今では「スーパーフード」という言葉に惹かれて手にしてみても
結局は買う気になれず、棚に戻す。これの繰り返し。

なんかね、温度差があるんです。

なぜなら、私は「ファッションとしてのスーパーフード」を
少し前に卒業したからです。

こんなお洒落なものを食べている人はお洒落に違いないし、
輸入健康食品に詳しいのもカッコイイ、というイメージ。
そういう曖昧な理由でスーパーフードに手を出すのは止めたんです。
だって、自分の体に入るものなので、もっとちゃんとした理由で選びたい。

スーパーフードの「オシャレ化」について少し話すと、
これは、日本で始まった訳ではありません。

大昔から存在していた特に栄養価の高い野菜やハーブ類に
「スーパーフード」「スーパーハーブ」という
インパクトのある名前を付けて売り出し、
有名にしたはアメリカのナチュラルヘルス業界です。

スーパーフードの多くは地元ではそこら辺に生えているような
雑草、野生植物的な食品が多いわけで、
これでお金儲けをしようなんて、普通に考えて不可能だったんです。
タダで手に入るぐらいのものですから、商品価値がないと思われていたんです。

しかし、「これは当たる!」と感じたナチュラルヘルス業界は
「オーガニック」「高濃度」「最新技術で抽出」等というシールを貼り
「スーパーフード」という全く新しい食品のカテゴリーを作って売り出し、
巨大な利益を生み出すことに成功しました。

スーパーフードの中でもアメリカに流通が多いものは
すぐに健康や美容情報に貪欲なセレブや
セレブのフットネストレイナー・ライフコーチの目に止まり、
瞬く間に「ハリウッドセレブ御用達」の食品へと進化していきました。

ここまでくると、本来は本当に素朴な植物にさらに付加価値が付き、
高額での取引が始まりました。
しかし、セレブ効果もあってスーパーフードの売れ行きはうなぎ上り。

だって、消費者は生活必需品である食品を買ってるんじゃなくて
贅沢品である「ファッション」を買ってるんですから、
少しぐらい高くても買っちゃいます。

例えば、「ミランダ・カーも愛用のスーパーフード」という売り文句。
アメリカでも日本でもこの類の宣伝は本当に良く目にします。

ただ、この見出しを見て、「私も、ミランダみたいに健康になりたい!」
と思う人はまずいないでしょう。
なぜなら、ミランダがその食品のおかげで健康になったかどうかなんて誰にも分からないし、
どうぜたった1枚のパパラッチ写真だけで勝手に「愛用」と言われてる場合の方が圧倒的に多いし。
また、人間には人種や体質の違いだってあるし。

でも、こんな風に書くとそのスーパーフードは売れるんです。

なぜなら、ミランダと同じスーパーフードを食べることがお洒落だから。
ファッショナブルだから。

「セレブのクリーンな食生活の秘密はスーパーフード」
こんな感じで、スーパーフードは今の「オシャレ食品」としての
立ち位置を、不動のものにしました。

私も、昔はこう言ったオシャレな西海岸の健康ブームにどっぷりハマっていました。
スーパーフードも新しいのが出るたびに試してました。
キッチンにはやたらエキゾチックな名前の食品が所狭しと並び
その量はいつしかお店が始められるぐらいに増幅。

「スーパーフードって本当にそんなに健康的なの?」
そんな疑問を投げかける人が出てくる前の、
西海岸ナチュラルヘルスコミュニティー内での
スーパーフードブーム全盛期のことでした。
(2008年の終わりぐらいまでかな?)

もちろん今でもオシャレ食品は好きだし、
そういう情報を眺めるのも好きです。というか、避けては通れない。

スーパーフードブームはとうの昔にナチュラルヘルスコミュニティーを飛び出し
今ではオシャレな西海岸人のライフスタイルの一部になっています。

特にビーチ沿いのロサンゼルスの中でもオシャレな地域に行くと
スーパーフードやスーパーハーブを使ったレストランやお菓子屋さんを
見ないことの方が稀なぐらいです。

パトリック・シュワルツェネッガーみたいな
キラキライケメンがカフェのテラスで
スーパーハーブブレンドのハーブティーを飲みながらくつろいでる。

まさに、絵に描いたような西海岸の風景。
実在します 笑

これに、憧れない日本人女子は少ないでしょうね。

 

スーパーフードなら何でも良い訳じゃない

スーパーフードブームに乗っかって、
いろんな健康食品を楽しむのも良いし、
オシャレ感も十分に満喫しちゃって欲しいと思います。

ファッションなんですから、個人の自由です。

でも、ブームに流されて
本当にスーパーフードの全てが健康に良いと思い込んでしまうのは
ちょっと危険かもしれません。

アメリカで流行ったものが必ずしも日本人の体に合うとは限りません。
また、スーパーフードやスーパーハーブの場合
普通の野菜や果物には含まれていない強い成分が含まれていることが多く、
特に食べ過ぎによって体調不良を訴える人もいます。

スーパーフードも広義に解釈している場合は
「ちょっと栄養価が高め」ぐらいの野菜や果物が含まれていたりしますが、
ここで言うスーパーフードは特定の栄養分や有効成分を
他に類を見ないぐらい沢山含んでいるようなタイプの食品です。

有名な例で言えば、カカオやマカは
副作用を経験する人が少なからずともいる食品です。

漢方には漢方薬局という相談できる場所がありますが、
それに近しい効果がある可能性があるスーパーフードやスーパーハーブには
相談できる専門家もほとんどいません。

まして、アジア地域以外原産のものに関しては
日本人との体質の相性が全く不明。

最近私は、食べる楽しみや、食品への好奇心を満たすためではなく、
純粋に健康のために異国のスーパーフードを食べることに疑問を抱いています。
日本人が今まで全く食べていなかった
地球の裏側から来た未知の食品をある日突然食べて、
それで健康になれるのか・・・?

そんなことを考える訳です。

私も色んな売り文句に負けて、本当に色んなスーパーフードや
スーパーハーブを試してきましたが、
最終的に勝ち残ったと言うか、今でも食べているものと言えば、
和漢やアーユルヴェーダのスーパーフードだけです。

難しく考えていた訳ではないですが、
気づいたら自然とこうなってました。

ゴジベリー(クコの実)とホーリーバジルは
日本にも旅のお供に持ってきたぐらいですから。

健康食品に関するブームは、ブームで終わらず
のめり込んでしまう人が多いのが危険なところです。

ブームに飲み込まれないように
ファッションとしての健康食品と
健康のための健康食品を上手く使い分けてください。

 

今日の質問:スーパーフードブーム。
あなたは、どのように付き合ってますか?

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LOTS OF LOVE,
SATORI X

 

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