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ココナッツオイルを顔に塗るのが良くない理由3選【私の悲惨な体験も紹介】

ココナッツオイル 毛穴
悩んでいる人

ココナッツオイルって肌に良いらしいけど、顔に塗っても大丈夫なのかな?毛穴が詰まったり、ニキビが出たって話も聞くからちょっと心配。


このような疑問にお答えします。

✔記事の内容

・ココナッツオイルを顔に塗るのが良くない理由3選
・私のココナッツオイル失敗談【悲惨です】
・どうしてもナチュラルオイルを顔に使いたい時の代用品は?


私が生まれて初めてココナッツオイルを買ったのは2011年の1月20日です。


それから約10年近くココナッツオイルを使っていますが、顔にだけは塗りません。


正確に言うと何度か試してみましたが、毎回悲惨な結果に終わりました・・・(泣)。なので、私と同じ失敗はぜひとも避けてもらいたいです(切実)。


ちなみに、私がよく使っているNature’s Wayのココナッツオイルは以下のような感じ。

・オーガニック
・Non-GMO
・エクストラバージン
・コールドプレス
・未精製(unrefined)


かなりハイスペックですよね(笑)。


コスパ重視なら、California Gold Nutritionのココナッツオイルもおすすめです。


でも、これだけ高品質のココナッツオイルでも、顔に塗る時は細心の注意を払った方がいいんです!


私は三度目の正直で、もう二度と顔には塗らないと心に誓っているので、今日はその理由をお話しします

余談:ココナッツオイル選びのポイント
  1. 未精製(unrefined)を選ぶ(精製作業には化学薬品が使われることがある)
  2. コールドプレスの製品を選ぶ(ココナッツオイルの美容成分には熱に弱いものもある)
  3. ココナッツオイルには「美容用」というものは特になく、食用のものを肌や髪にも使う感じでOK


それでは前置きが長くなりましたが、本題に入っていきましょう!

Contents

ココナッツオイルを顔に塗るのが良くない理由3選

ココナッツオイル


ココナッツオイルは天然の素材ですので、肌に直接のせること自体に問題はありません。


実際に私も過去10年にわたって、ボディオイルとして愛用してきました。


しかし、顔の皮膚は体の皮膚に比べて薄いうえ皮脂腺の数も多いため、ココナッツオイルで肌トラブルになることがあります。


ココナッツオイルを顔に塗るのが良くない理由は次の3つです。

  1. 毛穴詰まりの原因になる
  2. 毛穴が詰まることによる肌トラブルが心配
  3. アメリカではココナッツオイルの顔への使用に消極的な専門家が圧倒的に多い


詳しく見ていきましょう。

毛穴詰まりの原因になる


ココナッツオイルは「コメドジェニック指数」が高く、毛穴を詰まらせやすいオイルです!


コメドジェニック指数とは、化粧品などに含まれる特定の成分が「毛穴を詰まらせる度合い」を数値化したものです。


この指数は毛穴の詰まりやすさを0~5の数値で表したものなんですが、一般的には0~2であれば「ノン コメドジェニック」と言われ、毛穴が詰まる可能性は低いとされています。


しかし!


なんと、ココナッツオイルのコメドジェニック指数は「4」と、非常に高くなっています。


これは、ニキビ肌や皮脂が多い人であれば、「ほぼ確実に毛穴が詰まる」という危険なレベルなので、注意が必要です。

▼コメドジェニック指数について、詳しくはこちらの記事にまとめています

コメドジェニック指数


例えばシアバターやミネラルオイルは、コメドジェニック指数がゼロなので毛穴詰まりを起こしづらいですね。


>>ミネラルオイル(鉱物油)は肌に良いの悪いの?ガンになるって本当?


毛穴が詰まることによる肌トラブルが心配


ココナッツオイルで心配なのは、主に次の3つのような、毛穴が詰まることによる肌トラブルです。

  1. 肌のくすみ
  2. 毛穴拡大
  3. ニキビ


1つ1つ見ていきましょう。

肌のくすみ


毛穴が詰まると、徐々に肌が黒ずんで見えいてきますので、顔全体のくすみの原因になってしまいます。

毛穴拡大


詰まった毛穴をそのまま放置しておくと、毛穴が大きくなってしまいます。


そして、一度大きくなってしまった毛穴は、なかなか元の大きさには戻りません!!


さらに、大きくなった毛穴には、より多くの汚れや皮脂が詰まるので、完全な悪循環に陥ってしまいます・・・

ニキビ


詰まってしまった毛穴が炎症を起こすと、今度はそれがニキビになります。


しかも、ニキビ肌の人は、元々肌のオイルバランスが崩れていて、毛穴が詰まりやすい肌質の人が多いです。

ニキビ肌で特に皮脂が多い人は、残念ながらココナッツオイルとの相性は一番悪いです。

アメリカではココナッツオイルの顔への使用に消極的な専門家が圧倒的に多い


私はココナッツオイルで肌がひどい状態になった時に(失敗談はこのあとお話しします)、片っ端からエステティシャンや皮膚科の先生の情報を読み漁りました。


すると、ほとんどの人の意見は一致していました。

専門家

肌に合うなら使ってOK!

ただし、毛穴を詰まらせる性質があるので、基本的に顔への使用はおすすめしない。

ニキビ肌の人は絶対に避けた方がいい。どうしても使いたい場合はオイル洗顔のみOK。

でも、ココナッツオイルで洗顔後、別の洗顔フォームで完全にオイルを落とし切ることを忘れないでね!



ちょっと長いですが、もうね、みんな驚くぐらい同じような意見でした。


(もちろん、ココナッツオイルを売ろうとしている専門家は別ですが・・・)


詳しく読んでいくと、「ココナッツオイルにはラウリン酸などの肌に良い飽和脂肪酸が含まれているものの、肌荒れのリスクと天秤にかけた場合、わざわざココナッツオイルを使う必要性はない」という考えの人がほとんどでした。

私のココナッツオイル失敗談【悲惨です】

ココナッツオイルの失敗談


さて、ここからは、私自身の失敗談をお話ししたいと思います。


最初に私の肌質について説明しておくと、昔はニキビにかなり悩んでいたんですが、食事改善などで完全に克服。今は普通の混合肌で、たまに乾燥が気になる感じです。


肌が弱いということもなく、ココナッツのアレルギーもありません。


そんな私のココナッツオイルにまつわる恐怖体験を2つほどお話しします・・・

オイルクレンジング事件(2012年)


ココナッツオイルは肌刺激が少ないと聞いたので、いつもの化粧落としの代わりに、ココナッツオイルでオイルクレンジングをしていました。


ナチュラルだし化粧もスルッと簡単に落とせて気に入っていたのですが、3週間ほどたったある日、鏡を見てビックリ!



鼻の頭が真っ黒・・・(グロっ)



【悲報】よく見てみると、今までに見たことがないぐらい毛穴が詰まっていました。


【さらなる悲報】ココナッツオイルの使用をすぐにやめて、スクラブやパックで頑張って毛穴をキレイにする努力をしましたが、拡大した毛穴を戻すのに1週間ぐらいはかかりました・・・


かなり辛かったので、もう二度ココナッツオイルは顔にのせないと決めました。


しかし・・・!


日焼け止め事件(2019年)


オイルクレンジング事件以来、ココナッツオイルを顔にに塗ることはもちろん、念のため、ココナッツオイルを含むスキンケア製品はすべて避けていました。


しかし、2019年の夏、私は「サンゴ礁にダメージを与えない日焼け止め」を探していたのです。


そして、良さそうなものがたまたまココナッツオイルベースだったので、少し躊躇しましたが使ってみました。


痛恨のミス!!!!


鼻の頭や額の毛穴詰まりもすごかったですが、1カ月も経たないうちに、頬の内側のあたりに黒く小さな塊が出来始めました・・・(ホラー)


ホクロのように真っ黒で、直径1ミリ近くはあってかなり目立ちました。


日が経っても治らないので皮膚科に行くと、診断はブラックヘッド(黒毛穴)の一種ということでした。

皮膚科の先生

毛穴が詰まって、詰まったものが酸化して黒くなったんでしょうね。

Satori

そうですか。しばらくしたら治りますか?

皮膚科の先生

いや、もう毛穴の動き自体が鈍ってしまってるから、今取りましょう!

Satori

えっ・・・!?



【悲劇】結局、その場で局所麻酔して取りました。


大きな施術ではなかったですが、数日間ヒリヒリして1ヶ月たっても少し跡が残っていました。


今度こそ、「本当にもう二度とココナッツオイルは顔にはのせない!」と誓った瞬間でした!

どうしてもナチュラルオイルを顔に使いたい時の代用品は?

ヘンプシードオイル ホホバオイル
私が今使ってるヘンプシードオイルとホホバオイル


オイル洗顔や保湿にナチュラルオイルを使いたい人は多いですよね。

特にアイメイクのクレンジング需要が高い気がします。

代用品としては以下のようなオイルが考えられます。

  1. フラクショネイテッド(fractionated)ココナッツオイル
  2. ホホバオイル
  3. アーモンドオイル
  4. ヘンプシードオイル


ちょっと説明しますね。

フラクショネイテッド(fractionated)ココナッツオイル


やはりココナッツオイルを使いたいという場合は「フラクショネイテッド」ココナッツオイルも選択肢の1つです。


このタイプのココナッツオイルは加工されていて、室温でも固まりません。


このため、肌に浸透しやすく毛穴詰まりのリスクを下げてくれます。


デメリット:加工の過程で、ココナッツオイルの成分の中でも特に有益といわれるラウリン酸(中鎖脂肪酸)も、一部取り除かれてしまいます。


美容・健康効果では、未精製のバージンオイルにはかなわないってことですね。

「fractionate」とは、日本語で分画する(混合物を、構成する成分に分ける)という意味です。

ココナッツオイルにおいては、この分画の作業で主に長鎖脂肪酸を取り除きます。


ホホバオイル・アーモンドオイル・ヘンプシードオイル


まとめての紹介になりますが、ホホバオイル、アーモンド(スイートアーモンド)オイル、ヘンプシードオイルもニュートラルなキャリアオイルとしての使用におすすめです。

それぞれのコメドジェニック指数は以下の通り。

ホホバオイル – 2
アーモンドオイル – 2
ヘンプシードオイル – 0


個人的にはホホバオイルとヘンプシードオイルを顔に使用していて、毛穴詰まりも一切ないので、私のようにTゾーンの皮脂が多めな人にもおススメです。


ただ、ヘンプシードオイルはコメドジェニック指数0でとても優秀なんですが、顔に塗ってしばらくすると、油っぽいニオイ(多少生臭いような感じ)がすることがあるのが難点。

試したい人は、オーガニックでコールドプレスの商品がおすすめです。

私はにおいが気になるので、ホホバオイルをメインで使ってます。

ホホバオイルはオイルの中では酸化しずらいので、実用的でもあります。

オーガニックのアーモンドオイルは安くはないですが、アーモンド(特にアメリカ産)は残留農薬が気になるので、スキンケアに使うのであればオーガニックがおすすめです。


まとめ


本記事の内容をまとめます。

✔記事のまとめ

・ココナッツオイルはコメドジェニック指数が高い
・ココナッツオイルは毛穴詰まりによる肌トラブルを起こしやすい
・「フラクショネイテッド」ココナッツオイルの方が毛穴詰まりのリスクが低い
・ホホバオイルなどがココナッツオイルの代用品として使える


ココナッツオイルで、メイク落とし・保湿・ボディケア・ヘアケアなどすべてが出来たら、コスパも良いし楽ですよね。


肌に合う人は本当にラッキー!


ただ、実際にはココナッツオイルで肌トラブルを起こす人はとても多いので、それだけは頭の隅に置いておきたいですね。


今回は以上です!