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【毒のある果物10選】安全に食べる方法はあるの?

果物 毒
フルーツ大好き

スーパーに売ってる果物にも毒があるって聞いたけどホントなのかな?安全に食べる方法も知りたい!

このような疑問にお答えします。

✔記事の内容

・毒がある果物10選
・そもそも、なぜ毒のある果物がスーパーで買えるの?
・果物を安全に食べる方法(種・皮・ヘタ)

急いでいる人のために早速結論から発表すると、スーパーに売っている果物の中にも、天然の毒素を含むものがあります!

最近は手作りスムージーのブームなどにより、一度にたくさんのフルーツを食べる人が増えたこともあり、果物に含まれる天然の毒素に注目が集まっています。

今回のブログでは、日本人のよく食べる果物の中から、自然毒に注意した方がいいフルーツ10選をご紹介していきます!

Contents

毒がある果物10選

フルーツ  毒
  1. 桃、びわ、あんず、梅、さくらんぼ、プラム、スモモ
  2. りんご
  3. ザクロ
  4. マンゴー

順番に見ていきましょう。

桃、びわ、あんず、梅、さくらんぼ、プラム、スモモ

最初の7個はまとめての紹介になりますが、核果(かくか)と呼ばれる果実の真ん中に大きな種が1つ入っているフルーツの種には、アミグダリンという物質が含まれています。

アミグダリンを動物や人間が食べると、体内でシアン化合物と呼ばれる天然の毒素が発生してしまうため、種の大量摂取は危険だといわれています。

シアン化合物

青酸を含む天然の有害物質の総称で、中毒になると死に至ることもある猛毒

ビワの種の粉末」回収事件

2017年、ビワの種を粉末にした「健康食品」から高濃度のシアン化合物が検出され、商品が回収になる事件が複数回起きています。

政府の発表は以下の通りです。

高濃度のシアン化合物が検出されて回収が行われているビワの種子粉末食品のうち、特に濃度が高いものでは、小さじ1杯程度の摂取量でも、健康に悪影響がないとされる量を超えて青酸を摂取してしまう可能性があります。

農林水産省:「ビワの種子の粉末は食べないようにしましょう」より引用

*核果の果肉は無害ですが、種は中毒症状を起こすことがあるため、取り扱いには注意が必要です。

りんご

りんごは核果ではありませんが、核果と同じように種にアミグダリンが含まれています。

少量をかみ砕いて食べてしまっても中毒などの危険性はありませんが、心配な人は種は吐き出したほうが安全でしょう。

ザクロ

ザクロの皮には、ペレチエリンと呼ばれる天然の毒素が含まれていて、場合によっては中毒症状の原因になります。

ペレチエリン

昔から体内の寄生虫駆除などに使われてきた天然由来の物質

「ザクロの皮は漢方でも使われているから大丈夫」と思う人もいるようですが、生のまま食べたり、素人の加工では中毒症状の原因になるおそれがあります。

ザクロを皮のまま丸かじりしたり、皮をスムージーなどに入れて一度にたくさん摂取するのは控えましょう。

マンゴー

マンゴーはウルシ科の果物ですが、うるしのアレルギー成分であるウルシオールと似た、マンゴールという成分が含まれています。

マンゴール

触れるとかぶれ(接触性皮膚炎)を引き起こす成分で、特に皮の部分に多く含まれている

最悪の場合、呼吸困難を起こす可能性もゼロではないため、マンゴーアレルギーを自覚していない人でも、マンゴーの皮の大量摂取は控えた方が安全でしょう。

そもそも、なぜ毒のある果物がスーパーで買えるの?

果物 毒

理由は、「常識的な方法」で「常識的な量」を食べていれば、まずスーパーで売られている果物で中毒になることはないからです。

また、有毒物質は種や皮などの捨てる部分や、熟す前の青い果物に多く含まれるため、問題になることは極めて少ないと考えられています。

さくらんぼ大好き

りんごの種を飲んでしまったことがあるんだけど・・・

誤飲してしまっても、硬い種は消化されずに排泄されるから中毒にはならないよ。

たとえかみ砕いて食べたとしても、一説には一度に150~数千個食べなければ中毒症状は出ないと言われているぐらい!

梅大好き

梅は熟していない「青梅」の状態で食べることもあるわよね?

青梅を梅干しや梅酒にする加工の過程で、シアン化合物は大幅に分解された状態になるから、果肉は食べても平気だよ!

フルーツ大好き

なるほど。それなら大丈夫そうだね!

常識的な方法で、常識的な量を食べない時代

一昔前までの常識は「果物の種や皮は捨てる」というものでしたが、今はこの常識が変わってきています。

高速ブレンダーなどの登場によって、家庭でも硬い種や皮まで液体化・粉末化出来るようになり、種や皮を捨てるのが当たり前ではなくなってきています。

「種や皮に栄養がある」という考え方もありますが、食べる果物の種類や量には気をつけたいですね

果物を安全に食べる方法(種・皮・ヘタ)

毒のある果物
  1. 果物の種
  2. 果物の皮
  3. 果物のヘタ

この3つについて、簡単に危険を回避する方法をご紹介します!

果物の種

歯で噛み切れず、そのまま便として出てきてしまう硬い種は、少なくとも生のまま食べるのは控えましょう。

どうしても食べたい場合は、面倒ですが、毎回ネットで安全性や調理方法をチェックするのがおすすめです。

種が硬いのには理由がある

植物の種子は、発芽にベストなタイミングが来るまで、自らを外敵やカビなどから守らなければいけません。

このため、種は簡単には砕けないように硬く出来ていますし、自然毒を持っているものも珍しくありません。

果物の皮

ほとんどの果物の皮は無害です。

ただし、まれに中毒やアレルギー反応を起こす人もいるため、「迷ったら食べない」のがおすすめです。

食べられる皮

オレンジ、みかん、レモン、キウイ、スイカ、バナナ、ぶどう、もも、りんご、あんず、など

*「食べられる」=「消化不良にならない」ということではないので、食べる量や調理方法には気をつけるようにしましょう。

実は果物で腹痛になる人は多いため、皮を食べる時には特に注意が必要です。

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メロン 腹痛

果物のヘタ

果物のヘタは消化がしずらく、栄養面でもわざわざ食べる価値がないことが多いため、捨てる方向でいいでしょう。

他にも理由はあります。

  1. まれに、天然毒を含む場合がある(例えば、トマトのヘタに含まれるトマチンなど)
  2. ヘタには雑菌とカビが付きやすく、完全に洗い流すのは難しい

特にヘタの付け根は腐りやすいので、小さい子供や高齢者が食べる場合には、思い切って切り落としてしまった方が安全です。

まとめ :食べにくいものは無理に食べなくてOK

「毒素がゼロの食べ物はない」という人もいるぐらいなので、食べにくいものを無理に食べる必要はないですし、どんな食品も大量に食べる場合には注意したいものです。

また、無理して食べたところで、体内でシッカリ消化吸収されるとは限りません。

果物不足が気になるのであれば、下記のブログ記事でも紹介している無添加のドクターベジフル青汁などを利用するのもおすすめです。

果物を食べる時は、特に種、皮、熟していない果実に注意し、気になる場合は先にネット検索で安全性のチェックをするのがおすすめです!

本日は以上。