嫌われないベジタリアン・ヴィーガンのカミングアウト術

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こんにちは、Satoriです。

ネットでベジタリアンやヴィーガンについて調べると、残念ながら、否定的な意見もたくさんありますよね。

その多くは、「過激」「偽善」「宗教」「押しつけがましい」「金持ちの道楽」など、目を疑いたくなるような辛辣(しんらつ)な内容です。

菜食の人の中には「それでも私は、自分の立場を主張していきたい!」と思っている人も多いと思います。

ただ逆に、「ひっそり平和に菜食をやっていきたい」と思っている人も、たくさんいると思います。

とは言え、菜食をずっと内緒にしておくことは難しいですので、いずれは「ベジタリアンやヴィーガンとしてのカミングアウト」が必要になってきます。

しかし、間違ったやり方で、菜食になったことを報告してしまうと、反感をかってしまい、自分が望んでいるのとは、正反対の方向に進んでしまう可能性もあります!

そこで今日は、嫌われない、ベジタリアン・ヴィーガンのカミングアウトのポイントを、ご紹介したいと思います。

はじめに

今回のブログは、主に動物愛護や畜産業界への反感などから、ベジタリアンやヴィーガンになった人向けです。

宗教上の理由や、健康上の理由で菜食をしている人には、当てはまらないと思います。

なぜなら、菜食に移行した理由が、「宗教」や「健康状態」であった場合、それ以上聞いてくる人はまずいないですし、説明をする必要もないと思うからです。

絶対に言ってはいけないセリフ

それでは、早速、具体的な内容に入っていきたいと思います。

まず初めに、一番大切なことを言います。

ベジタリアンやヴィーガンのカミングアウトの際に、絶対に言ってはいけないセリフです。

それは・・・

「動物が好きだから」

です。

え!?ただ自分の気持ちを素直に伝えてるだけじゃない??

うん。シンプルでいいと思うけど・・・

そうなんです。

シンプルに自分の気持ちを伝えているだけなんですが、実は、このセリフは、話をとことん悪い方向にもっていく、魔法の言葉なんです。

以下に、その理由を説明していきます。

相手を巻き込んでいる

まず最初に、このセリフは、話している相手を巻き込んでしまっています。

ただ、「動物が好き」なら、自分の個人的な好き嫌いの話です。

しかし、「動物が好きだから、肉は食べない」という形で話すと、「普通、動物が好きなら、肉は食べない」というニュアンスを含み、自分1人だけの話ではなくなってしまいます。

つまり、自分の個人的な話をしたつもりが、世間一般の話のようになり、話し相手と巻き込み事故を起こしてしまっているのです。

動物が嫌いな人の方が少ない

そもそも「動物が嫌い」という人は少ないですし、ほとんどの人は「どちらかといえば動物が好き」です。

つまり、肉食の人も、そのほとんどは、動物が好きな人になります。

そんな人に、「普通、動物が好きなら、肉は食べない」といった趣旨の発言をしてしまうと、相手は、自分のやっていることが否定されたような気持ちになります。

ここまで来ると、最初は素朴に「どうしてお肉食べないの?」と、「聞く姿勢」だったものが、180度逆転し、「腑に落ちない」「気に食わない」と、攻撃的な姿勢に変わってしまいます。

相手の食事を否定してはいけない

実は、食事とは、人の「人生や人格」そのものです。

例えば、肉は、多くの人にとって、ただの動物の筋肉ではありません。

肉とは、

  • 小さい頃お母さんが作ってくれたハンバーグ
  • 大学時代キャンプで食べたバーベキュー
  • プロポーズされたレストランで出たステーキ
  • 子供がいつも「おいしい」と言ってくれるピーマンの肉詰め
  • 孫にせがまれて行った焼肉

これらが、すべて「肉」になります。

つまり、肉食を否定するということは、お母さんの手料理や、思い出のレストランでの食事など、肉にまつわる幸せな思い出を、全て否定するようなものなのです。

そして、これをしてしまった場合、相手は、自分の人生や人格自体を否定されたかのごとく、気分を害します。

大げさに聞こえるかもしれませんが、本当のことです。

この話は、肉に限ったことではありません。

人が、体に悪いと分かっていても、特定の食品を止められない理由の1つが、その食品にまつわる「幸せな思い出」です。

例えば、私の旦那さんは、コカ・コーラが大好きです。そして、無理にやめさせようとすると、温厚な性格に似合わず、かなり反発します。

実は、子供の頃、彼の家では炭酸飲料が禁止されていて、コカ・コーラは、お誕生日や、テストで良い点を取った時など、本当に特別な機会にだけ飲める飲み物でした。

ですので、彼にとってコーラは、ただの炭酸ではなく、幸せな幼少期の思い出そのものなのです。

どうりで、コーラを否定すると、機嫌が悪くなるわけです。ほかの食品なら、「体に悪いならやめる」と、素直なんですけどね。

つまり、「人の食事を否定することは、その人の人格自体を否定しているようなものであり、相手が気分を害することだ」と、認識することが大切です。

このことから、結果的に相手の食生活を否定することになる、「動物が好きだから、肉は食べない」は、カミングアウトのセリフとしては、賢い選択肢ではないと言えます。

そして、一度、相手を否定することで、信頼を失ってしまうと、おそらく最初はあなたの菜食についてさほど興味がなかった人でも、仕返しに、あなたの食事を否定してくるかもしれません。

失敗しないカミングアウトのポイント

それでは、出来るだけ波風を立てず、むしろ相手に好感を持ってもらえる、カミングアウトのポイントを見ていきましょう。

  • 自分のパーソナルな選択であることを強調
  • 相手は巻き込まない
  • 聞く耳のない人に自分の意見は言わない

「動物が好きだから、肉は食べない」は、間接的に相手を否定し、攻撃してしまっています。

そうではなく、「あくまでも自分自身の個人的選択である」ということを、ハッキリとさせましょう。

例えば、「畜産業界の実態を知って、肉は食べないことにした」「動物保護活動をしているうちに、肉は食べたくないという気持ちになった」などです。

こういう言い方をすれば、「自分が学んだことから、個人的に決めたことである」と主張でき、相手を巻き込みません。

私の周りにも、こういう言い方が出来る人がいるのですが、その人の場合、逆に「畜産業界の実態ってどんな感じなの?」「どんなボランティアやってるの?」などと、相手から興味を持たれています。

この状況に持ち込めれば、ちょっとぐらい、畜産業界のことや、自分の意見を話しても大丈夫です。もしかしたら、賛同してくれるかもしれません。

一方で、「私も動物好きだけど、肉食べるんですけど。何が悪いの!?」という態度の人に、畜産業界の実態を一生懸命話しても、仕方がありません。

きっと、「押しつけがましい」「過激」などと思われて、終わりでしょう。

聞く耳のない人には、何を言っても響きませんので、話すだけ、あなたの時間の無駄です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ベジタリアンやヴィーガンのカミングアウトで失敗しないためのポイントは、会話に相手を巻き込まず、あくまでの自分個人の意見・決断であるということを、明確に示すことです。

ここまで読んで、「そこまでして、受け入れてもらう必要ある?」と、思った人もいるのではないでしょうか。それは、それでいいと思います。

もう、2020年ですから。

自由にやりましょう。

出来るだけ平和にカミングアウトしたいという方は、今回のブログを、参考にしてみてください。

長く菜食をやっていると、カミングアウトの機会もたくさんあると思いますので、いずれ、自分の納得できるやり方にたどり着けることを願っています。

それでは、また次回☆

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