アメリカの返品文化が自由過ぎる!無条件返品の実態は想像以上

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こんにちは、Satoriです。

今年も、クリスマスシーズンになりました!

ということで、今現在、寝室は、プレゼント用に買った商品で溢れかえっています(笑)。

しかし、この商品たちのすべてが、本当にプレゼントになるわけではないんですよね。

おそらく、1/3ぐらいは、返品します。

そう、アメリカは返品大国なんです。

「気になる商品は全て買って、あとで返品する」スタイルです。

日本とは、全然違いますよね!

そこで今日は、ホリデーのギフトショッピング真っただ中の私が、アメリカの自由で、癖の強い返品文化についてご紹介します。

アメリカの返品制度

まずは、アメリカの返品制度の基本をお話しします。

アメリカでは、お店ごとに「Return Policy(リターンポリシー)」という、返品の制度があり、詳しくは、お店の公式サイトなどでチェックできます。

ただし、基本的には似通った内容になっており、中には厳しめのところもありますが、日本と比べると、かなり「ゆるい」内容になっています。

アメリカでは、お店側が返品のリスクを負うため、お客さんが守らなければいけないルールは、とても少ないんですよね。

それでは、その「ゆるい」返品制度を見ていきましょう。

返品期限は最大の場合「永遠」

まず、買った商品を返品できる「期限」ですが、これは、最大の場合「永遠」になります。

例えば、 日本でも人気のCostco(コストコ)や、高級デパートのNordstrom(ノードストロム)、Bloomingdale’s(ブルーミングデールズ)、また、ハンドソープなどで有名なBath & Body Works(バスアンドボディワークス)は、返品期限を設けていません。

Bath & Body Worksのリターンポリシーのスクリーンショットです。

出典:Bath & Body Works:WHAT IS YOUR RETURN POLICY?

簡単に訳すと、以下のようになります。

Q:リターンポリシーを教えてください
A:私たちは、ただただ、あなたに私たちの商品を愛してもらいたいと思っています。いつでも、どこでも、どのような理由でも、返品を受け付けています。100%保証いたします。

つまり、このようなリターンポリシーになっているお店の場合、極端な話、買ってから20年後であったとしても、レシートさえあれば、返品が可能であるということです。

このほかにも、家具と家庭用雑貨のお店IKEAは、365日の返品期限を設けています。

そして、そこまで寛大ではありませんが、一般のお店のほとんどが、30日~90日ぐらいの、太っ腹な返品期限を設定してくれています。

そして、クリスマスショッピングの時期には、この返品期限をいつもの2倍に延長するなどの、うれしいサービスを行っているお店も多いです。

無条件返品

次に、アメリカの返品制度は、「無条件返品」がポイントです。

つまり、商品自体に問題がなくても、返品が可能です。

この「無条件返品」の習慣から、返品理由もほとんど聞かれません。

聞かれたとしても、「Too big(大きすぎた)」「Not as expected(想像していたものと違っていた)」「Changed mind(気持ちが変わった)」「No longer needed(必要がなくなった)」など、ごく個人的な返品理由を伝えれば大丈夫です。

基本的に、お店側の統計のために聞かれているだけですので、何を言っても返品はしてくれます。

レシートがなくても返品できることもある

日本では、レシートがなければ、例え商品に不備があったとしても、返品はしてもらえないことが多いですよね?

アメリカでも、基本的に返品にはレシートが必要になります。

ただ、仮にレシートをなくしてしまったとしても、お店のメンバーズカードやクレジットカードを持っていれば、ほとんどの場合返品出来ます。

また、返金はしてもらえなくても、同額の「Store credits(ストアクレジット)」(そのお店だけで使えるギフトカード・商品券)を、もらえることは多いです。

買った証拠がなくても、商品が戻ってくれば、返金しちゃうのね。。。

もらいものでも返品可能

アメリカには「Gift receipt(ギフトレシート)」という、普通のレシートとは、違う種類のレシートがあります。

これは、贈り物などを買うときに「ギフトレシートを付けてください」と言うと、もらえます。また、ホリデーの時期には、店員さんから「ギフトレシート付けますか?」と聞かれることも多いです。

そして、買った商品とギフトレシートを一緒にして、プレゼントする相手に渡します。

そして、仮に相手がその商品を返品したいと思った場合、お店にギフトレシートと一緒に持って行けば、返品や交換をしてくれるんです!

「頂いたものを、換金しているようで心苦しい」と、感じたあなたは日本人です(笑)。

このギフトレシートは、全ての贈り物につける必要はありません。

例えば、サイズが不安な商品や、お祝い事などで「他の人と被りやすいギフト」を、送る場合などに添えると便利です。

例えば、新居の引っ越し祝いに、トースター3個もらっても仕方がないですからね(笑)。

ルールは絶対ではない

お店ごとに、返品制度は違いますが、アメリカ人場合、そのルールにとらわれることなく、とりあえず返品してみます(笑)。

なぜなら、お店のルールに反していても、返品できてしまうことはよくあるからです。

例えば、返品期限を過ぎてしまっていても、「返金は出来ませんが、ストアクレジットならいいですよ」なんて言われることはよくあります。

アメリカのお店では、返品は、出来て当たり前のことですので、大目に見てくれることが多いのです。

返品の送料も無料

ネットで買った商品を返品する場合、送料は、普通客側で負担しますよね。アメリカも、それは同じです。

ただ、実店舗がたくさんあるような有名メーカーやデパートでは、返品時の送料も無料にしているところが増えてきています。

例えば、ナイキ(Nike.com)です。

公式サイトで買い物をすると、返品用の配送伝票(送料支払い済み)も同封されてきます。

ですので、気に入らない商品があれば、入ってきた段ボールに入れなおして、同封の伝票を貼って、指定の宅配業者に出せばいいだけです。

アメリカの返品伝説

続いて、アメリカで長く語り継がれる、返品の伝説を2つご紹介します。

アメリカの返品制度は自由です。

今現在も、クリスマス後にクリスマスツリーを返品する人(木が腐っている)、空のワイン瓶を返品する人(飲んだ後、頭痛がした)、調理済みの鶏の骨だけを返品する人(思っていたのと味が違った)など、ビックリする話は色々聞きます。

しかし、これらの話は、今に始まったことではないのです。

Nordstrom(ノードストロム)でタイヤを返品

高級デパートのNordstromは、もちろん、洋服や化粧品などを売るお店です。

しかし、1970年代半ばのある日、1人の男性が、2本のタイヤを持ち込み、「ここで買った」と主張し、返金を要求してきました。もちろん、レシートも購入の証拠も一切ありません。

ですが、このありえない状況にも関わらず、店員は、笑顔で返金処理をしたということです。

この事件は、評価の高いNordstromのカスタマーサービスを象徴する逸話として、今もなお語り継がれています。

Nordstromによれば、その昔、買収した会社にタイヤを取り扱っていた会社もあったため、「その男性がNordstromに返品すればいい」と思ったのかもしれない、とのことです。

そして、いずれにせよ「当時の店員は正しい判断をした。お客様の立場に立てば、当たり前」だそうです。

なんだか、物分かりが良すぎて、怖いぐらいですよね(笑)。

日本で言えば、高島屋の化粧品売り場に、タイヤを転がして入っていく感じよね。。。普通に、警備員さんに止められそう(汗)

Costco(コストコ)で写真を返品

近年、日本にも進出して人気の、巨大ホールセールスーパー、Costco。

実は、アメリカのCostcoでは、写真の現像も、人気のサービスの1つです。

その昔、まだ「フィルム」から現像していた時代には、印刷された写真を返品する人がたくさんいたそうです。

「ピントが合っていない」「表情が気に入らない」「赤目になっている」「同じような写真がある」「サイズが写真立てに合わない」などの、かなり自由な理由で、写真がゴッソリ返品されていたようです。

しかし、Costco側は、理由は聞かず、すべて返金対応していたそうです。

正直、写真の現像なんて、どこでもあまり変わらないような気がしますが、「写真現像ならコストコ」と思っているアメリカ人が多いのは、やはりこういう神対応をし続けてきた結果なのでしょうか。

ただ、日本では、写真がデジタル化されて以来「好きな写真だけを現像出来て便利」になりましたが、アメリカでは「ずっと昔から好きな写真だけ現像出来ていた」というのが、なんだかもう、笑っちゃいます(笑)。

人の表情はお店の問題じゃないでしょ・・・(汗)そして、写真の大きさは自分の注文ミス!(笑)

日本人なら、写真立ての方を買いなおすよね~

自由過ぎる返品文化の問題

この自由過ぎる返品文化には、たくさんのメリットがあります。

例えば、消費者は返品のリスクを負うことなく、楽しく買い物ができます。

また、返品が簡単なおかげで、購買意欲も上がりますし、面倒になって返品しない人もいますので、お店にも利益はあります。

しかし、この自由過ぎる返品文化のおかげで、問題も出てきています。

悪質な返品

基本的には、どんな悪質な返品でも受け付けるのが、アメリカのやり方です。しかし、中には、困った常習犯の人もいます。

例えば、365日間という返品期限を利用して、毎年最新型のテレビを手に入れる人です。

つまり、「テレビを購入して1年間使ったのち、返品、または交換する」ということを、毎年繰り返すわけです。

また、結婚式などのイベント用に高いドレスを購入し、イベントが終わったら返品する人もいます。

悪質な客に対応するため、最近では、返品のルールを厳しくする会社や、ブラックリストを作るお店も増えてきています。

宅配荷物の増加

ネットでの商品返品が簡単なことは、消費者にとっては、とても嬉しいことです。

ただ、最近では、返品送料の無料化なども手伝って、流通する荷物が、不必要に増えてしまっています。

例えば、靴やデニムなどの、サイズ感が大切な商品は、少し前までは、「お店で試着してから買った方がよい」というのが当たり前でした。

しかし今では、試着をしに行くのではなく、「ネットで同じ商品を2サイズ買って、合わない方を返品する」という買い物の仕方が増えてきています。

例えば、同じスニーカーを23センチと、23.5センチの両方買って、合わない方を送り返すということです。

なんたって、返品の送料も無料ですからね。

しかし、返品の制度が良くなるにつれて、あまり考えずに買い物をする人が増え、その結果、宅配業者が処理する荷物の量が増えてしまっています。

業者の負担もそうですが、配送時の二酸化炭素の排出量も、心配になってしまうレベルです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

アメリカの返品制度って、とにかく自由なんですよね!

返品のリスクを客ではなく、お店側で負ってくれるのは、消費者としてはとてもありがたいことです。

実際に、アメリカの買い物は楽です。

「本当に必要かどうか」「サイズが合うかどうか」などを、真剣に吟味して買う必要がないですので、目ぼしいものをササっとカゴに入れて、すぐにレジに向かうことが出来ます。

そして、自宅でほかの洋服などと合わせてみて、ゆっくり「お金を払う価値がある商品であるかどうか」を見定めることが出来ます。

ただ、「たくさん買ってたくさん返品」には、無駄も多いですよね。

私も、普段は出来るだけ、よく考えてから買うようにしています。

ただ、贈り物となると、妥協が出来ない面もありあますので、やはり返品制度に頼ってしまいがちです(汗)。

実は、今朝も、返品の箱を3箱、送り出してきたところです。

毎年、ホリデーの時期になると、自由な返品文化のありがたみを、感じずにはいられません。

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