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大豆や豆乳は体に悪いの? アメリカと日本の違いは?

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和食には欠かせない大豆。健康食品というイメージもありますし、出来るだけ取り入れたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

「畑の肉」と呼ばれるぐらいですから、ベジタリアンのタンパク質源にもなります。

さらに、肉に比べて安価なため、家計の強い味方でもありますよね!

しかし、「大豆は体に悪い」、「摂取しない方がいい」と指摘する人もいます。

特にアメリカでは、「soy is bad for you」(大豆はあなたの体に良くありません)」というフレーズを、とてもよく聞きます。

この真相はいったい、どうなのでしょうか? 今まで通り、大豆を食べても平気なのでしょうか?

今日は、そんな疑問について、お話しします。

大豆が体に悪いと言われる理由

まず、大豆が体に悪いと言われている理由を、4つほど見ていきましょう。

大豆は強力なアレルゲン

大豆はアメリカで「ビッグ8」と呼ばれている、最もアレルギー反応を起こす人が多い、食品の1つに選ばれています。

特に子供に多いアレルギーです。

実際に、アメリカ人の子供の0.3~0.4%が大豆アレルギーだと言われています。

大豆アレルギーの症状は、比較的軽いものが多いため、注目度は低いですが、深刻な状況に陥る可能性もあるアレルゲンだとされています。

大豆は遺伝子組み換え食品

アメリカで流通するオーガニックではない大豆のうち、「94%は遺伝子組み換えである」と言われています食品の安全性を心配する消費者の目から見ると、100%と言っても過言ではない、高い数値ですよね。

遺伝子組み換え食品が、人間、動物、地球のエコシステムに与える影響に不安が広がる中、そのほとんどが遺伝子組み換えである大豆は、「絶対に避けるべき」、とする人が増えています。

大豆は外因性エストロゲンを含む

大豆には、イソフラボンという、外因性エストロゲンが多く含まれています。

外因性エストロゲンとは、体内で分泌される女性ホルモンであるエストロゲンと、酷似した働きをする物質です。このため、イソフラボンを摂り過ぎると、体内で「エストロゲン過多」の状態を引き起こし、ホルモンバランスが乱れてしまいます。

また、外因性エストロゲンは、内分泌器の機能を低下させ、不妊や乳がんの原因になるとも言われています。

大豆はアンチニュートリエントを含む

アンチニュートリエント(反栄養素)とは、肉や野菜に含まれる、栄養の吸収を妨げる物質のことです。野菜の場合には、自らを細菌感染や害虫から守るために、持ちあわせている成分です。

このアンチニュートリエントは、特に穀物や、大豆に代表される豆果類に多く含まれています。

大豆には、 フィチン酸塩、レクチン、サポニンなどの、アンチニュートリエントが含まれています。これらの、アンチニュートリエントは、大豆をきちんと下処理して加熱調理することで、その大半は流れ出します。

しかし、アメリカでは、下処理(アク抜き)が不十分な大豆で作られる豆乳や、枝豆が人気であるため、大豆のアンチニュートリエントへの懸念が広がっています。

乾燥大豆には、高尿酸血症や痛風の原因となる、プリン体もたくさん含まれています。このことからも、大豆は下処理や、加熱調理が重要な食べ物と言えるでしょう。

日本で古くから食べられてきた、大豆食品のほとんどが発酵食品であることからも、大豆の栄養を安全に吸収するのには、手間がかかることが、分かると思います。

アメリカと日本の違い

ここまで、大豆が嫌われる理由をお話ししましたが、実際に、アメリカには、大豆で体調を崩す人がいます。

もちろん、大豆だけが原因ではないと思いますが、乳がんや甲状腺の病気を予防するためにも、「大豆は避けるように」とアドバイスする、医師もたくさんいます。

しかし、日本では、大豆はいまだに健康的な食品として、多くの人に愛されています。この違いは一体どこにあるのでしょうか?

アメリカで人気の大豆製品

まず、日本とアメリカで違うのは、大豆の食べ方です。

日本では昔から、味噌、醤油、納豆などの、発酵した大豆を好んで食べてきました。豆腐や枝豆も食べますが、一度に大量に食べる習慣はありませんよね?

一方のアメリカでは、大豆と言えば、豆乳と豆腐です。また、一度にたくさん食べる人が、とても多いです。

さらに、大豆はベジタリアンのタンパク質源として、有名になったという側面もありますので、大豆加工品もたくさん出回っています。例えば、大豆のプロテイン、大豆の粉ミルク、大豆が原料の肉やチーズのイミテーション品、大豆アイスクリームなどです。

これらの大豆加工品は、大豆の処理方法に不安があるものが多い上、甘味料や添加物などの、体に悪いものを含む製品も多いです。「ベジタリアンジャンクフード」と呼ばれる食品の多くは、安価な大豆が原料の商品です。

食文化の歴史の違い

大豆は朝鮮半島を経由して、今から3000-4000年前の、縄文時代後期中ごろに、中国から日本に伝わったとされています。弥生時代にはすでに、味噌や醤油の製造も始まっていたとか。

それに比べ、大豆がアメリカに伝わったのは、なんと約250年前の1765年。しかも、伝来してからの約155年間(1920年頃まで)は、「まぐさ」として家畜に与えられるだけで、人間が大豆の「豆」を食品として認識し始めたのは、たったの100年前です。

さらに、実際にごく一部のベジタリアンや、健康志向の人たちの間で、大豆が食べられるようになったのは、1960年以降だと言われています。

このような状況で、80年代に入って、豆腐が一般のスーパーにも並ぶようになりました。そして、1990~2000年代には、豆腐・豆乳ブームが到来しました。

このブームの勢いはすさまじく、人によっては、3食豆腐をメインディッシュとして食べたり、 乳製品をすべて大豆製品に置き換えたりと、大豆の摂取量が、ほぼゼロの状態から、急に跳ね上がることとなりました。

DNAがちがう?

アメリカ人が大豆で健康を崩すのは、食べ方にも問題があるかもしれませんが、DNAの違いも関係しているかもしれません。

その仕組みは、まだ詳しく理解されていませんが、「食べ物によって、動物や人のDNAや、DNAの働きは書き換えられる」ということが分かっています。

同種の動物に違う食事を与える実験では、3世代もすれば、見た目も、体質も少しずつ違う子孫が生まれる、という結果も観測されています。

このため、2000年以上も前から醤油やみそを食べていた日本人と、100年前に大豆を食べ始めたアメリカ人とでは、大豆に対する体の反応が違っても、ある意味不思議ではないのかもしれません。

特に、大豆にはアンチニュートリエントが多く含まれていますので、日本人は長い年月の間に、大豆を安全に消化できる能力を身につけたけれど、アメリカ人には、まだそれがない、と推測することもできます。

まとめ

いかがだったでしょうか。大豆が体に悪いと言われる理由と、アメリカと日本での違いについてお話ししました。

ちなみに私も、パーソナルドクターと栄養士さんから、「大豆は避けるように」と言われている1人です。その主な理由は、「甲状腺ホルモンの数値のバランスが崩れているから」というものです。病気の心配をするレベルではないですが、もっと理想的な数値にしていこうということで、大豆は食べないようにと指示されています。

しかし、日本人ですので、やっぱり大豆は食べます(笑)。豆乳は飲みませんし、豆腐や納豆もなるべく避けるようにしていますが、醤油だけは、どうしてもゼロにすることは出来ません!

日本でも豆腐が登場したのは鎌倉時代後期(700年くらい前)と言われていますし、豆乳が一般的に飲まれるようになったのも、ここ50年ぐらいのことですから、 出来るだけ発酵した大豆製品を選ぶようにしています!

「害がゼロの食べ物は存在しない」という人もいるぐらいですから、最終的には、自己責任で、食品を選んでいくしかないですね。

参照

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