パパっと作れるヘルシーおやつ50選【クリーンイーティングOK】

【何が違うの?】ホールフードサプリと人工合成サプリの違いと見分け方

サプリで混乱している人

サプリメントにはホールフードサプリと人工合成サプリがあると聞いたけど、一体何が違うの?2つを見分ける方法も知りたい!

このような疑問にお答えします。

✔記事の内容

・ホールフードサプリと人工合成サプリの違い
・ホールフードサプリと人工合成サプリの見分け方
・どちらのサプリを選べばいいの?

2019年の9月に発表された市場調査の結果によると、アメリカ人の77%がサプリメントを飲んでいるそうです(1)。

その中でも、成人女性は79%がサプリメントユーザー」という驚くべき結果が出ています。

ちなみに、人気のサプリTop3は、マルチビタミン、ビタミンD、ビタミンC、だそうです。

かくいう私も・・・

Satori

ビタミンDを含む6種類のサプリを摂っています!

でも、サプリメントに種類があることは、実はあまり知られていません・・・


そこで今日は、「ホールフードサプリと人工合成サプリの違い」について、語っていきたいと思います!

Contents

ホールフードサプリと人工合成サプリの違い

ホールフードサプリ 人工合成サプリ 
 違い
  • ホールフードサプリ:植物性、または動物性の食品を濃縮し、サプリの形にしたもの
  • 人工合成サプリ:天然のビタミンやミネラルと同じ構造の物質を、ラボで化学的に合成したもの

シンプルにいうと、上記のような感じです。

ビタミンCを例にしてみましょう。

  • ホールフードサプリ:カムカムやアセロラなど、高濃度のビタミンCを含む食品を濃縮して作る
  • 人工合成サプリ:コーンスターチ(ビタミンC含有量ゼロ)などを化学的に処理して作る。別名L-アスコルビン酸

人工合成サプリの方が主流なので、一般的に売られているサプリも、そのほとんどが人工合成タイプになります。

それぞれの良い点と、悪い点を見ていきましょう。

ホールフードサプリメント

「ナチュラル」で体に良いようなイメージがありますが、実際はどうなんでしょうか?

良いところ

  • ビタミンやミネラルを自然のままの形で摂取できる
  • 体がちゃんと吸収・利用できることが分かっている
  • 「摂取過多」になる可能性が低い
  • 長期的な利用も安心

ホールフードサプリメントは、少し青汁を飲む感覚と似ているかもしれません。

普通の食品を食べているのと同じことですが、かなり濃縮されている状態なので、サプリメントとして機能します。

元々自然界に存在している形のビタミンやミネラルなので、体で正常に処理される安心感があります。

悪いところ

  • 手に入りずらい
  • 高い
  • アレルギーの危険性がある
  • ビタミンやミネラルの含有量が少ない

手に入りずらい上に価格も高めなので、ホールフードサプリの存在さえ知らない人も多いですよね。

人工合成サプリメント

言葉の響きからして「イミテーション」という感じですが、実際はどうなんでしょうか?

良いところ

  • 手に入りやすい
  • 安い
  • アレルギーを起こしにくい
  • ビタミンやミネラルの含有量が多い

ホールフードサプリに比べてアレルギーが出る危険性が低いため、医療の現場で使われるのは人工合成サプリです。

また、1度にかなりの高濃度を摂取することが出来るため、特定のビタミンやミネラルがひどく欠乏している時には救世主となります。

悪いところ

  • 体が天然のビタミンやミネラルと同じように反応するかは分からない
  • 体が上手く吸収・利用できるかは分からない
  • 量を間違えれば、摂取過多になる可能性がある
  • 長期的な利用が100%安全かは分からない

人工的に作られたものなので、必ずしも天然のビタミンやミネラルと同じような働きをするとは限りません。

ただし、医療の現場でも使われていることから、短中期的な利用はある程度安全だと判断されます。

▼ホールフードサプリと人工合成サプリの違いが分かったところで、次は2つの見分け方を見ていきましょう。

ホールフードサプリと人工合成サプリの見分け方

ホールフードサプリ 人工合成サプリ 
 見分け方

まず、下記の画像を見てください。

英語で申し訳ないんですが、こちらは人工合成のビタミンCの成分表示です。

※日本製品の場合は「原材料名」の欄をチェックしてください。

人工合成サプリ

ポイント:ビタミンC(アスコルビン酸)とだけ、書いてあります。


次に、以下の写真を見てください。

こちらは、ホールフードのビタミンCサプリメントの成分表示になります。

ホールフードサプリ

ポイント:カムカムベリー、アセロラチェリー、スマック、ローズヒップパウダーなど、食品の名前が並んでいます。

結論としては、下記の感じです。

  • ホールフードサプリ:成分表示に食品の名前が記載されている
  • 人工合成サプリ:成分表示にビタミンやミネラルの名前、もしくはそれらの科学的名称のみ記載されている

人工合成成分と、天然の成分を混ぜて作っているサプリメントもあるので、どちらにせよ、表示を丁寧にチェックすることが大切ですね。

どちらのサプリを選べばいいの?

ホールフードサプリ 人工合成サプリ

ここまで読んで、「結局どちらを買えばいいの?」と思っている人もいるかもしれません。

どちらのサプリを選ぶかは、個人の好みや、重視するポイントによって、変わってくると思います。

なぜなら、先ほど説明したように、どちらにも良いところと、そうでないところがあるからです。

私の場合はこんな感じです。

  • ホールフードサプリ:個人的に飲んでいるもの(ビタミンCなど)
  • 人工合成サプリ:血液検査で足りないと指摘されたもの

ドクターや栄養士さんから処方箋をもらっているものに関しては、ハーブ・漢方類をのぞいて、ほとんど人工合成サプリを使っています。

ホールフードサプリは健康保険が使えないことが多いので、個人的にはそんな理由もあって、人工合成サプリが多めです。

まとめ:ホールフードサプリと人工合成サプリは、良い点と悪い点を考慮して選ぼう!

今回の内容をまとめます。

記事の内容
  • ホールフードサプリは食品由来のサプリ
  • 人工合成サプリはラボで作られたサプリ
  • どちらにも良い点と悪い点がある
  • サプリの種類は成分表示で見分けられる
  • どちらのサプリを選ぶかは、あなた次第

実は私も、昔はホールフードサプリにこだわっていたことがあったんですが、今はその時の状況によって自分にベストな方を選ぶようにしています。

個人的にはホールフードサプリでアレルギーが出たことはないですが、やはり色んな種類を飲んでいると、値段が高いのはネックだったりします(笑)。

結論としては、自分なりに良い点とそうでもない点を考慮して、購入の判断するのがいいかなと思います。

もちろん通っている病院や栄養士さんがいる場合は、アドバイスをもらうのが一番ですね!

今回は以上です。

参照

  1. Council for Responsible Nutrition, “Dietary Supplement Use Reaches All Time High — Available-for-purchase consumer survey reaffirms the vital role supplementation plays in the lives of most Americans”.