買ってはいけない歯磨き粉:体に悪い成分はコレ!

虫歯や歯周病予防にも欠かせないといわれる「歯磨き粉」。

日本人なら、ほとんどの人は毎日使っていますよね?

でも、原材料を見てみると、何やら怪しそうなものがたくさん・・・「これを口に入れても大丈夫なの!?」と心配している人も多いのではないかと思います。

そこで今日は、虫歯が出来やすく、デンタルケアにはとても苦労している私が、「ぜひ避けたい歯磨き粉」について力強く解説していきます!!

そもそも虫歯って何?

歯ブラシ
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虫歯とは、ミュータンス菌などに代表されるう蝕(虫歯)原因菌による感染症です。

これらの菌類は、口の中の糖分をエサにして繁殖し、同時に酸を放出します。

この酸によって、歯は溶け、虫歯になります。

また、菌類の増殖が進むと、歯や歯周ポケットには、バイオフィルムという膜ができます。

この菌類と菌類の分泌物でできた膜が、プラーク(歯垢)です。

バイオフィルムは菌類のコロニーなわけですが、コロニー内で菌類はお互いに助け合い、足りない栄養分を供給しあうなどして、どんどん強くなります。

その結果、抗菌剤や抗生物質も効かなくなり、体の免疫にさえ耐性を持つようになってしまうんです!

プラークは毎日こまめに取り除かないとダメだね!

プラークを取り除くベストな方法は?

歯垢には抗菌剤なども効き目がありませんので、フロスや歯ブラシなどで物理的に歯の表面から剥がしていくことが、唯一効果のある除去方法になります。

虫歯はフロスとブラッシングで予防するということですね!

歯磨き粉は必要なの?

ここまで読んで、「そもそも歯磨き粉を使う必要はあるの?」と思った人もいるかもしれません。

中には「歯磨き粉は必要なし」とする歯医者さんもいるようですが、一般的には歯磨き粉の使用が推奨されています。

その理由は、以下の通りです。

  • 口臭防止
  • ステイン防止
  • 歯の強化(フッ素)
  • ミュータンス菌の増殖抑制(キシリトール)

歯垢はフロスとブラッシングで除去していきますので、歯磨き粉には、それ以外の効果や、プラスαの虫歯予防効果が期待されているようです。

「ダブルブラッシング」

まず歯磨き粉をつけずに丁寧にブラッシングし、そのあと歯磨き粉をつけてサッと磨く「ダブルブラッシング」が虫歯予防に一番効果的だと言われています。

買ってはいけない歯磨き粉

歯磨き粉の中には、口に入れたくない添加物などが大量に入っています。

「歯磨き粉は飲み込まないのだから、大丈夫では?」と思ってしまいそうですが、シャンプーなどの成分が母乳から検出されているように、皮膚(口内の皮膚を含む)は、触れたものは比較的何でも体内に取り込んでしまうため、安心はできません。

また、口内の健康も、善玉菌や悪玉菌の程よいバランスで保たれていますが、歯磨き粉不必要な成分で、それが乱れてしまう可能性もあります。

しかも、ほとんどの添加物は、発泡剤、香味剤、光沢剤など、使い心地や見た目をよくするために足されるため、歯の健康には一切関係ありません。

歯磨き粉を買うときは、最低でも以下の10個の原材料に注意しましょう。

(フッ素については、このあと説明します)

  1. トリクロサン
  2. ラウレス硫酸ナトリウム(SLS)
  3. パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)
  4. サッカリン
  5. アスパルテーム
  6. 酸化チタン(二酸化チタン)
  7. ジエタノールアミン(DEA)
  8. 人工着色料・人工香料
  9. 研磨剤
  10. カラギーナン

トリクロサン

トリクロサンは薬用せっけんや食器用洗剤、歯磨き粉などにも使われている抗菌剤です。

動物研究により、甲状腺ホルモン、女性ホルモン、男性ホルモンなどに影響がある可能性が分かっています。

また、抗生物質に対する薬剤耐性を高くするデメリットも指摘されています。

FDA(アメリカ食品医薬品局)は、2017年の12月にトリクロサンの石鹸やハンドソープへの使用を全面的に禁止しています(1)。

歯磨き粉への使用は完全に禁止されているわけではありませんが、消費者の間で不安が広まったこともあり、現在アメリカでは、トリクロサンを含む歯磨き粉は販売されていません。

ただ、日本ではまだトリクロサンを含む歯磨き粉も出回っているようですので、原材料をチェックして、必ず避けるようにしましょう。

ラウレス硫酸ナトリウム(SLS)

ラウレス硫酸ナトリウムは、発泡剤として歯磨き粉に添加されます。

歯磨き粉に含まれる微量のラウレス硫酸ナトリウムは、一般的には安全とされ、発がん性なども観察されていません。

ただし、濃縮液を使った実験では、濃縮率が上がるにつれ皮膚刺激が強くなることが分かっており(2)、「SLS不使用」の歯磨き粉も増えています。

別名、ラウリル硫酸ナトリウムとしても知られています。

パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)

パラベンは、歯磨き粉の消費期限を延ばすために添加される保存料です。

ホルモンバランスを乱す可能性があり、生殖機能低下や乳がんなどのリスクが上がるのではないかと言われています。

FDAは「パラベンが人間の健康に影響を与えるという情報は得ていないものの、引き続き新しいデータを分析していく」としています(3)。

逆に言うと、安全性を証明する証拠も不十分であるということです。

サッカリン

サッカリンは砂糖の350倍以上の甘さがある、人工甘味料です。

1970年代に発表された研究で、ラットにサッカリンを与えたところ、膀胱に悪性腫瘍が出来たと発表されました(4)。

このため、発がん性があると考えられていましたが、その後の人間を対象にした観察実験(5)などにより「現時点では発がん性は認められない」とされました。

しかし、発表された数件の観察実験の内容では「発がん性を否定するのには不十分」とする専門家もおり、実際にサッカリンの長期摂取による安全性は確認されていません。

アスパルテーム

アスパルテームも人工甘味料です。

渡辺雄二さん著の『「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物』には

1990年代後半には、複数の研究者によって、アスパルテームが脳腫瘍をおこす可能性があることが指摘されました

と、あります。

また、2005年にイタリアでおこなわれた実験では

濃度の異なるアスパルテームをラットにあたえつづけたところ、白血病やリンパ腫の発生が見られ、投与量が多いほど発生率も高かった

とのことです。

人工甘味料の業界では、危険性が叫ばれ始めると、製造元がお金を出して人工甘味料に好意的な研究を発表するという業界ぐるみの「証拠隠滅」が横行しています。

人工甘味料の摂取には、世間一般的に言われているよりも、注意深くすぐらいでちょうどいいと思います。

酸化チタン(二酸化チタン)

酸化チタンは無機化合物で、歯磨き粉を白くするために添加されます。

動物での吸入実験で発がん性が認められていますが、人体への悪影響は証明されていないため、ひとまず「安全」とされています。

しかし、酸化チタンは歯磨き粉の見た目をよくするための物質で、虫歯予防などには一切効果がありませんので、不要な添加物と言えるでしょう。

ジエタノールアミン(DEA)

ジエタノールアミンは、歯磨き粉の発泡剤として使われます。

アメリカの環境保護団体Environmental Working Group (EWG・エンバイロメンタルワーキンググループ)は、パーソナルケア製品に含まれる添加物を、その危険性により1~10の点数でランキングにしています(1が安全、10が危険)。

EWGによれば、ジエタノールアミンのスコアは7~10で、特に発がん性やアレルギー、免疫毒性の面においてリスクが高いとしています(6)。

人工着色料・人工香料

人工の着色剤・香料には、発がん性や遺伝子異常などのリスクと高い関連性が疑われるものもあります。

例えば、青や水色の歯磨き粉は多いですが、青1、青2などど記載される青色着色料は、どちらとも動物実験で発がん性が証明されています。

歯磨き粉の色や香りは虫歯予防には一切関係ありませんので、カラフル色や香りのよさで歯磨きを選ぶのは避けましょう。

研磨剤

研磨剤はバイオフィルムを取り除くのに効果があると言われていますが、硬すぎるものは歯のエナメルを傷つけたり、歯茎が下がる原因にもなります。

また、中にはうがいでは流しきれない研磨剤もあり、研磨剤が歯周ポケットに溜まって口内トラブルの原因になる危険性もあります。

カラギーナン

カラギーナンは海藻が原料の、増粘多糖類の一種で、歯磨き粉のもったりとしたテクスチャーを作るために添加されます。

天然成分のため急性毒性は弱いとされるものの、動物による長期的な摂取の実験では、下痢、脱毛、食欲不振、衰弱、流産、腫瘍の発生率の上昇など、さまざまな異常が観察されています。

「ナチュラル」「天然素材使用」などの売り文句で販売される歯磨き粉に、かなりの頻頻度で入っています。

フッ素(フッ化物)はどうなの?

歯ブラシ

最初に、フッ化物は歯の強化のために歯磨き粉に添加されると書きましたが、実際のところ、健康への悪影響が最も心配される歯磨き粉の原材料でもあります。

フッ化物について知りたくて、このページにたどり着いた人も多いかもしれません。

フッ化物の場合、メリットとデメリットが両方ありますので、簡単に説明していきます。

ぜひ、判断材料として参考にしてみてください。

フッ化物のメリット

フッ化物には、「歯を強くする」というメリットがあります。

1955年~2014年までに発表された、96件のフッ化物と虫歯予防に関する研究(65,335人の子供と大人が対象)を分析したレビューでは、フッ化物入りの歯磨き粉を使う人は、使わない人に比べて虫歯が少なかったとしています。

また、フッ化物の量は、多ければ多いほど虫歯予防に効果が見られたということです(7)。

歯の再石灰化に対する脱灰(だっかい・ミネラル分の喪失)の比率は、歯磨き粉のフッ化物含有量が0ppm(パーツ・パー・ミリオン)の場合で13.8あったのに対し、5000ppmの場合には、2.1にまで下がったという実験結果もあります(8)。

ちなみに、フッ化物バイオフィルム越しには吸収されませんので、歯磨き粉の中のフッ化物の効果を最大限に引き出すためには、ダブルブラッシングが必須になります。

フッ化物のデメリット

フッ化物は、大量摂取することで確実に人体に悪影響が出ることが分かっている物質です。

「避けている人が多い歯磨き粉の原材料ランキング」があるとすれば、おそらく堂々の第1位でしょう。

フッ化物中毒

フッ化物は、大量に摂取するとフッ素中毒になります。

フッ化物中毒には、関節の痛みから始まり、重度になると脊椎などの変形を起こす「骨のフッ素症」と、歯に白や茶色の斑点ができる「歯のフッ素症」の2つがあります。

実は、フッ化物は自然界にも存在している物質ですので、地域によっては井戸水などに高濃度のフッ化物が含まれることがあります。

例えば、中国やインドの一部地域では、フッ化物濃度の高い地下水を長期間飲んでいるコミュニティーで、骨のフッ素症が頻繁に観察されています。

また、歯のフッ素症は、永久歯の発生時期にフッ化物の過剰摂取をすることが原因でおこります。

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の健康についての統計によれば、アメリカでの12~15歳までの歯のフッ素病患者の数は1986~1987年の調査では全体の22.6%だったのに対し、1999~2004 の調査では、40.7%にまで増加したとのことです(9)。

もちろん、その大半がごく軽症ですが、成分調査をしていない井戸水や水道水(アメリカの水道水にはフッ化物が添加されている)の使用のほか、フッ化物入りサプリメント、歯磨き粉、マウスウォッシュなどの過剰な利用で、気付かないうちにフッ化物を摂り過ぎている人が増えているのではないかと、危険視されています。

そのほか

フッ化物には、フッ化物中毒以外にも、さまざまな動物実験などから、下記のような人体への悪影響があるのではないかと言われています。

  • 骨折率の上昇
  • 悪性骨形成性腫瘍のリスク上昇
  • 脳の成長の阻害(低IQ)
  • 腎臓病
  • 貧血
  • 甲状腺機能低下症
歯磨き粉の場合、飲み込んだりしない限り、健康へのリスクは最小限だと言われています。

しかし、毎日使うものであるため、使用を制限している人の人口は、年々増え続けているのも事実です。

おすすめの「フッ化物不使用」歯磨き粉

歯磨き粉

フッ化物を避けている人は多いですので、フッ化物不使用の歯磨き粉は、数えきれないほど出回っています。

しかし、ほとんどの「フッ化物不使用歯磨き粉」は、フッ化物と同じか、それ以上に健康へのリスクが懸念される添加物が山盛り、あまり意味がありません。

安全なフッ化物不使用歯磨き粉を3つほど紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ドクターブロナー オールワントゥースペースト

  • 70%オーガニック原料使用
  • GMO(遺伝子組み換え原料)不使用
  • フッ化物不使用
  • パラベン不使用
  • SLS不使用
  • カラギーナン不使用
  • 着色料・香料不使用
  • 甘味料不使用
  • 動物実験なし
  • ヴィーガン

正直、おすすめです。

原材料リストもすごくクリーンで、今回紹介した「避けたい原材料」は1つも含まれていません!

発泡剤も入っていないので泡立ちずらく、使いやすいです。

Davids(デイヴィッズ) ナチュラルトゥースペースト

  • 天然素材のみを使用
  • EWG安全性認定製品
  • フッ化物不使用
  • パラベン不使用
  • SLS不使用
  • 着色料・香料不使用
  • 人工甘味料不使用
  • 動物実験なし
  • ヴィーガン

原料のクリーンさもそうですが、デザインの美しさでも人気の歯磨き粉です。

原料は98%アメリカ産とのことです。

カラギーナンが使用されていますが、天然の海藻が原料であると公式サイトには書いてあります。

MARFY’S WHITE(マーフィーズ ホワイト)

  • 99%ナチュラル
  • 日本製
  • フッ化物不使用
  • パラベン不使用
  • SLS不使用
  • サッカリン不使用
  • プロピレングリコール不使用
  • 酸化チタン不使用
  • 人工香料・着色料不使用
  • 界面下製剤不使用

日本製で、ホワイトニング効果もあるそうです。

カラギーナンは入っていますね。

残念ながら、安全で健康的な歯磨き粉は、安くはないです。。。

私の経験上、安くて良さそうな商品があっても、原材料リストを最後まで読むと、やはり納得できない場合がほとんどです。

でも、結局健康には変えられないので、今は必要経費だと思って、ベストだと思う歯磨き粉を選ぶようにしています!

Dr. Tung’s, Smart Floss(スマートフロス)

これはおまけですが、私が10年以上使っているフロスです。

人工のミント香料や保存料など不使用で安全な上、歯垢をからめとってくれる作りになっていて手放せません。

*動物実験はしていないとのことですが、ビーワックス(蜜蝋)が使われていますので、ヴィーガン仕様ではありません。

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まとめ

歯磨き粉って、実は奥がとても深いですよね!

フッ化物にもメリットとデメリットがありますし、最終的にどんな歯磨き粉を使うかは、やはり自分自身で判断することになると思います。

私は、普段使いにはフッ化物不使用のものを使っていますが、本当に歯が弱いので、フッ化物入りの歯磨き粉でケアすることもありますよ♪

納得できる歯磨き粉に出会えますように!

参照

  1. U.S. Food and Drug Administration (FDA):5 Things to Know About Triclosan
  2. 7 Final Report on the Safety Assessment of Sodium Lauryl Sulfate and Ammonium Lauryl Sulfate. (1983). Journal of the American College of Toxicology, 2(7), 127–181. https://doi.org/10.3109/10915818309142005
  3. U.S. Food and Drug Administration (FDA):Parabens in Cosmetics
  4. Price JM, Biava CG, Oser BL, Vogin EE, Steinfeld J, Ley HL., Bladder tumors in rats fed cyclohexylamine or high doses of a mixture of cyclamate and saccharin., Science. 1970 Feb 20;167(3921):1131-2.
  5. S. Gallus, L. Scotti, E. Negri, R. Talamini, S. Franceschi, M. Montella, A. Giacosa, L. Dal Maso, C. La Vecchia, Artificial sweeteners and cancer risk in a network of case–control studies, Ann Oncol. 2007 Jan;18(1):40-4. Epub 2006 Oct 16. DOI: https://doi.org/10.1093/annonc/mdl346
  6. EWG’s Skin Deep: DIETHANOLAMINE
  7. Walsh T, Worthington HV, Glenny A, Marinho VCC, Jeroncic A. Fluoride toothpastes of different concentrations for preventing dental caries.Cochrane Database of Systematic Reviews 2019, Issue 3. Art. No.: CD007868. DOI: 10.1002/14651858.CD007868.pub3
  8. ten Cate, J. M., Buijs, M. J., Miller, C. C., & Exterkate, R. A. M. (2008). Elevated Fluoride Products Enhance Remineralization of Advanced Enamel Lesions. Journal of Dental Research, 87(10), 943–947. https://doi.org/10.1177/154405910808701019
  9. Eugenio D. Beltrán-Aguilar, D.M.D., M.S., Dr.P.H.; Laurie Barker, M.S.P.H.; and Bruce A. Dye, D.D.S., M.P.H., Prevalence and Severity of Dental Fluorosis in the United States, 1999-2004, NCHS Data Brief No. 53, November 2010.
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