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発酵野菜:犬や猫は食べられるの?作り方や注意点も分かりやすく解説

かわいい犬2匹

こんにちは、Satoriです。

ついこの間、発酵野菜の記事を更新しました。

こちら、自分で言いますけど、とても人気のブログなんです!(笑)

「お家で発酵野菜(乳酸発酵漬け)を手作りしたいと思っている人が多いんだな」と、なんだかうれしくなります^^

ところで、みなさんは、ペットにも、発酵野菜をあげていますか?

実は、発酵野菜は、犬や猫でも食べられますし、ペットの健康にも良いといわれています。

そこで今日は、「発酵野菜と犬や猫」について、書いていきたいと思います!

Contents

発酵野菜とは

まず、発酵野菜について簡単に説明します。

発酵野菜とは、乳酸菌で野菜を発酵した発酵食品です。別名「乳酸発酵漬け」とも呼ばれています。保存食の一種ですね。

発酵野菜には、以下のようなメリットがあります。

  • 乳酸菌(善玉菌)によって腸内環境が正常化される
  • 食物繊維が豊富で、便秘解消になる
  • ファイトケミカルが豊富で健康にいい
  • 抗酸化物質が豊富でアンチエイジング効果がある
  • 普通の野菜よりも消化しやすい
  • 免疫力がアップする
  • お肌がキレイになる

一言でまとめると、「消化器官が疲弊している現代人にとって、救世主的な食品の1つ」ではないか、と思います。

そして、同じようなメリットが、人間だけでなく、犬や猫にもあると言われています。

犬は発酵野菜を食べてもいいの?

犬は、発酵野菜を食べることが出来ます。

元々犬の消化器官は、ある程度の野菜は消化できるように作られていますので、発酵野菜を与えても大丈夫です。

この間のブログを見てもらえば分かるのですが、発酵野菜の原材料は、野菜と塩だけです。

そして、これを発酵することによって、犬が食べられない食品になる、と言うことはありません。

発酵野菜の食物繊維、ファイトケミカル、抗酸化物質は、犬の健康にもよいと言われています。

猫は発酵野菜を食べてもいいの?

猫も、発酵野菜を食べることが出来ます。

猫は、本来肉食ですので、たくさんの野菜を処理する消化能力は持ち合わせていません。

しかし、キャットフードの原材料を見ても分かるように、家猫の多くは、植物性の食品も、多少は食べています。

英語で発酵野菜は「Pre-digested」food(消化済みの食品)と説明されることがあります。

つまり、発酵食品は、人間や猫の口に入る前に、乳酸菌がその大部分を消化(分解)してくれている、ということです。

ですので、普通の生野菜や調理野菜を食べるよりは、猫にとっても、消化器官に負担をかけずにすむと、考えられます。

アメリカでは、「犬や猫が発酵野菜を食べてもいいのか」という議論は、あまり目にしません。

むしろ、論点は、「犬や猫が野菜を食べてもいいのか」というところにあります。

確かに、基本的には犬も猫も肉食動物です。そして、人間と暮らす中で植物性の食品も食べるようになったものの、それが、本来犬や猫にとって、いいことなのか、悪いことなのか、ということは、未だにグレーゾーンです。

特に、猫の場合は、Obligate Carnivore(オブリゲートカーニヴォア・絶対的肉食動物)、または、True Carnivore(トゥルーカーニヴォア・真の肉食動物)とも呼ばれています。

ですので、猫は、「猫自身が野草などを食べる場合を除いて、植物性食品は一切食べるべきではない」とする人も、たくさんいます。

やはり、「猫も野菜を食べた方がいい!」という、人間目線での押しつけはよくありません。

ただ、実際のところ、市販のキャットフードには、かなりの高確率で、野菜や穀物が含まれているのも真実です。

ですので、「犬や猫に野菜を食べさせるかどうか」は、飼い主さんと信用できる獣医さんで相談し、判断していくしかないのではないかなと思います。

発酵野菜をペットに与えるメリット

犬や猫も、発酵野菜を食べることで、整腸効果や消化不良の改善などが、期待できると言われています。

また、先ほども少し触れましたが、発酵野菜は「消化済み食品」ですので、より犬や猫の消化器官に負担をかけない形で、食べられる野菜です。

現代に暮らす猫や犬は、残念ながら胃腸や食道の問題を起こすことが多いですので、その予防にもなるかと思います。

作り方の注意点

ペットに発酵野菜を与える場合には、塩分は控えめに作ることをおすすめします。

塩は、少量でも発酵できます。

また、「犬や猫が食べてはいけない」と言われる野菜は、避けてください。

発酵は、野菜の中の自然毒を分解することで知られています。

このため、たまねぎやニンニクなどに含まれ、犬や猫の食中毒の原因となる、アリルプロピルジスルファイドも、「発酵の過程で、分解されるのではないか」と疑問に思っている人も、多いと思います。

しかし、有害物質が完全に分解されているかをチェックすることは不可能ですし、ごく少量でも敏感に反応してしまう子もいると思います。

ですので、普段与えない食品は、発酵食品としても、絶対に与えないでください。

食べさせ方

ちょっと検索をしてみたのですが、アメリカでは大体、私が自分の犬に与えているのと、同じ分量を目安にしている人が多いみたいです。

  • 犬:体重20パウンド(約9kg)に対して、 大さじ1杯
  • 猫:体重に関わらず、1つまみ

ちなみに、どちらも、1日に与える分量です。

私は猫は飼っていませんので、経験がありませんが、1日に与える量の目安は、やはり犬に比べてかなり少なめにする人が多いようですね。

私の経験

なかよし姉妹

さて、ここからは、私の体験談をお話しします。

実は、ここまで、犬や猫が発酵野菜を食べてくれる仮定でお話してきましたが、実際には、そう簡単にはいきません!(笑)

うちには、犬が2匹いたのですが(1匹は最近旅立ちました)、そのうちの1匹は、元々人間の食べ物なら何でも食べたいという子でした。その子は、最初は変な顔をしていましたが、そのうち食べるようになっていました。

もう1匹の方は、かなりの偏食でしたので、絶対に口をつけませんでした。

発酵野菜は、ものすごく酸っぱく芳醇な香りがしますので、人間でも、最初は食べるのを躊躇する人がいるぐらいですよね。例えて言うなら、「ザワークラウトのニオイを、さらにキツくした感じ」でしょうか。

ですので、おそらく、絶対に食べたがらない子も多いと思います。

そして、発酵野菜は「絶対に食べなければいけない」というものではないですので、私も、食べない子に、無理に食べさせることはありませんでした。

ちなみに、私が発酵野菜を犬に食べさせたキッカケは、2匹のうち1匹が、裏庭でアライグマに後ろ足を噛まれた時でした(はい、アライグマは、結構遊びに来ます)。

大きな犬にも吠えに行くような子ですので、おそらく、同じことをアライグマにもして、逆襲されたのだと思います(汗)。

もちろん、野生の動物に噛まれていますし、アライグマは狂犬病ウイルスのキャリアとしても知られていますので、すぐに獣医さんに連れていきました。

傷もかなり深かったですので、しばらく抗生物質を飲むことになりました。

抗生物質を飲むと、腸内の善玉菌もすべて死滅してしまいますが、これは、人間も犬も同じです。

ですので、抗生物質を飲んでいる間は、発酵野菜の汁を、ご飯に混ぜていました。小さじ1/2杯ぐらいの少量です。

その事件以来、たまに自分が食べている時に、発酵野菜をあげるようになりました。うちの場合、毎日食べさせているわけではありません。

友人の中には、老犬用に、野菜をみじん切りにして、犬用の発酵野菜を作っている人もいます。彼女は少量をほぼ毎日与えていると言っていました。

代用品はあるの?

愛犬や愛猫が、発酵野菜を食べてくれない時の代用品は、プロバイオティクスのサプリメントです。

プロバイオティクスサプリメントには、腸に良い菌がたくさん含まれていますので、発酵野菜を粉状にしたようなものだと考えてください。

最近では、ドッグフードやキャットフードに、添加されていることも多いですよね。

私も、獣医さんから、すすめられたことがあります(消化不良対策)。

ただ、人間もそうですが、急に良い菌を大量に腸に流し込むと、腹痛を起こしたりします。

私も、お腹が張って大変なことになりますので、プロバイオティクスのサプリは、寝る前にしか飲みません。

ですので、与える量には気を付けて、体調が悪そうであれば、すぐにやめた方がいいと思います。

これもやはり、信頼できる獣医さんと相談して決めるのが、一番ですね!

まとめ

いかがだったでしょうか。

犬や猫も、発酵野菜が食べられるんですよね。

ただし、犬や猫は元々野菜があまり得意ではありませんので、食べさせる量には気を付けたいですね。ニオイが嫌いな子も多いですしね。

様子を見ながら慎重に、少量から始めるのが大切だと思います。

今回のブログが参考になれば、うれしいです。